2/26日経「落日の民主」 野田氏の離脱

2/26日経「落日の民主」「何を間違えたのか」

「小沢さんとくっつくつもりなら考えないといけないなあ」。野田は13日夜、都内のレストランで側近の長島昭久(51)や政権時代の後見役で政界引退した藤井裕久(80)と日本酒を酌み交わしながら語った。

野田氏は小沢氏が民主党に復帰するか連携するなら離党する決意を披露したのだ。結局、民主党は保守グループが離脱することにより中道左派・リベラル集団として再起する方向に向かう。

前党首の野田氏の党への愛着がここまで希薄であったのかと思う。野田氏は党を結果として破壊する方向へ導くモメンタムになっていたのは否定できない。

残される中道左派・リベラル集団にしても、非保守の有権者の受け皿になる潜在力はあるものの輿石氏や小沢氏に対する有権者のアレルギーは強く、新たな政党像を示さない限りは厳しい道を歩むことになろう。その場合の非保守の有権者は選挙に際しては、棄権という意思表明をするしかなくなってくる。