ウクライナ戦争、人命か正義か
5/3日経「今月末にも反転攻勢」「米武器供与受け」
オレクシー・アレストビッチ、ウクライナ大統領府長官顧問は、「ウクライナ軍は5月末から6月半ばには攻勢に転じることができる」と述べた。ロシア軍は5/9の対独戦勝記念日に向け猛反撃に出るとの見方もあり、戦闘が一段と激しくなる恐れがある。
正義が市民の生命や生活に優先するのである。これからの1か月でどれだけの犠牲者が出るのか。
欧米風の善と悪の対立で、悪は犠牲を払っても徹底的に叩きのめさないといけないという考えなのか。人民の命を犠牲にしてもロシアを滅亡する、弱体化するという意思が見えてくる。
勇気ある仲介者が出て、双方にメンツの立つ妥協策を提案し、早期に終戦できないものか。
戦争が長引けば、悪いシナリオが実現する可能性が出てくる。
5/6日経オピニオンFinancial Times「核使用を示唆するロシア」エドワード・ルースは、ロシアが核兵器を使用した場合の、アメリカの対応を検討している。
対応1;ミサイルを製造した場所や発射拠点への通常兵器による攻撃。
対応2;ロシアに全面的禁輸を科すと同時に、中国を筆頭にロシア制裁に加わらない第3国に制裁を科す。
対応1は、致命的な事態の悪化を招き制御不能のリスクがある。
対応2は不十分だとして却下されるリスクがある。
両者の中間的な対応3として、ロシアの艦船に攻撃する、大規模なサイバー攻撃を仕掛ける。
プーチンの頭の中は分からないので、彼の行動から手探りで少しずつ理解するしかない。
(参考)
戦術核の威力、広島に投下された原子爆弾の破壊力は15キロトンだった。 これに対して、アメリカ海軍の原子力潜水艦に搭載されているトライデント・ミサイルが運べる核弾頭は、平均で100キロトン前後と言われている。
広島での被害、広島に投下された原子爆弾により1945年末までに約14万人が亡くなったと推計されています。また,1945年8月6日当時広島市には,約35万人の人がいたと考えられています。
半分近くが亡くなった。