コロナ死亡者 インドを憐れむこと勿れ

インドでのコロナによる死者が爆発的だ。5/20現在の死者数は、当日は3,874人、累計は287千人である(5/21日経)。

だが、人口を考えると日本はインドより悲惨な状況であることを、5/21日経大機小機「コロナは恐れるに足らず?」三剣は指摘する。2020年版世界人口ランキングによれば、インドは13.8億人、日本は1.2憶人であった。

大機小機は、札幌医科大の発表する人口百万人当たりの過去7日間の新規死者数を次のように引用している。

 

地域

ボトム

ピーク

インド

1.07人(3/24)

4.83人(4/15)

日本

1.04人(4/7)

4.97人(5/15)

大阪

1.25人(3/22)

27.59人(5/16)

 

吉村府知事が悲鳴を上げているのがうなずける数値だ。

インドは医療制度が遅れているから日本はそこまで酷くならないと思っている政府の人たちはどのように受け止めるのだろうか。

日本が次のエピ・センターにならないために五輪参加者にこのリスクを通知するのがホスト国の責任であり、世界をパンデミックから守ることになる。

 

 

月日

 

東京

全国(注)

 

1

1/7木

発令前日

2,447

7,570

2

1/13水

7府県追加前日

1,433

5,812

3

1/21金

発令日から2週間後

1,471

5,670

4

2/7日

最終日(延長される)

429

1,630

5

3/8月

最小感染者

116

660

6

3/21日

4都県再延長最終日

256

1,119

7

4/5日

解除2週間後

249

1,565

8

4/11日

まん延防止前日

421

2,843

9

4/25日

緊急事態宣言の発令

635

4,605

10

5/21金

参考

649

5,253

(注)日経朝刊に記載された「国内での確認」。