緊急事態宣言発令の影響 感染者数の推移 犯人は絞られる

 

 

月日

東京

全国(注)

1

1/7木 発令前日

2,447

7,570

2

1/13水 7府県追加前日

1,433

5,812

3

1/21金 発令日から2週間後

1,471

5,670

4

1/25月 最少感染者

615

2,760

5

1/29金 参考

868

3,535

6

2/7日 最終日

7

2/21日 2週間後

(注)日経朝刊に記載された「国内での確認」。

 

感染者の推移をみると、最も効果のあった対策と効果の少ない対策が浮かび上がる。

1. GoToの停止 

① 12/18 東京(東京に先行するいくつかの自治体があった)

② 12/28 全国

2. 外国からの入国者の停止

① 12/26 ビジネス関係の11か国を除く

② 1/14  11か国も含む

3.緊急事態宣言の発令

①1/8 4都県に宣言

②1/14 7府県に追加宣言

 

年末年始の感染者急増の主因は、外国からの入国者であることが鮮明である。次に緊急事態宣言とGoToの関係では、緊急事態宣言の解除がステージ3(東京の場合、一日当たり感染者500名以下)、GoToの解除がステージ2(数値は公表されていないがステージ3以下である)であることから、政府ではGoToのほうが悪質と見ているようだ。

 

悪質さの順序は、

海外からの入国者>GoTo>非常事態宣言 となる。

菅首相は緊急事態宣言の際に飲食が最大の問題だと発言していたが、3番目に悪いことになる。

この順序を見ていると、飲食をスケープゴートにして、オリンピックへの執着が伝わってくる。

ともかく、この3本併せ技が効いているので、暖かくなる春先までは継続するのが国民の健康と生命を守ることになる。

 

(参考)

GoTo停止との関係;

 

月日

東京

全国(注)

1

12/17木 東京の停止直前日

822

3,179

2

12/27日 全国停止直前日

708

2,903

 

ヤフーニュース1/26 「ステージ2」ならGoTo再開 西村経済再生担当相共同通信4536

 西村康稔経済再生担当相は26日の記者会見で、全国的に一時停止している政府の観光支援事業「GoToトラベル」の再開条件について、新型コロナウイルスの感染状況を示す指標が「ステージ2」まで下がることが必要だとの考えを示した。政府の緊急事態宣言を解除する目安の「ステージ3」より厳しい条件で「感染が再拡大しないようにする」と述べた。

 

NHK 2021年1月14日 5時01分

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、政府は、11の国と地域で実施しているビジネス関係者らの往来を14日から停止し、特段の事情がある場合などをのぞき、外国人の日本への入国を全面的に制限することにしています。

12/27/20 当ブログ コロナ感染者過去最高、迅速な政府の対応

26日発表のコロナ感染者は、東京949、全国3,878の最高だった。

これを受けて、政府は26日中に全世界からの新規入国を停止することを決めた。

この政府の対応は、パンデミック発生以来の初めての迅速な対応である。何のためらいもない。ビジネス関係(注)を除外しているのは気になる。

(注)除外とされる11カ国・地域は中韓のほか、タイ、ベトナムカンボジアシンガポールブルネイ、マレーシア、ミャンマーラオス、台湾。

 

ステージ2には明確な数値の目安がない。