朝鮮戦争終結、平和宣言

昨夜の報道ステーションで、北・南・米・中は朝鮮戦争終結宣言、平和宣言に向けて進んでいると伝えていた。
今朝の時事通信は「北朝鮮弾道ミサイル発射中止=核実験場廃棄、経済建設に集中」と伝える。

4/20日経の「日米首脳会見の要旨」では全体のスペースの5/6が通商問題に割かれ、北の問題はわずか1/6しかなく、それも拉致問題に触れるだけであった。最早、北の問題は解決済みであるかのようである。今回の首脳会見の主たるテーマが北の問題であったにもかかわらずだ。
北の体制保証と非核化を論理的に考察すれば、その途上に朝鮮戦争終結宣言と平和宣言が必然である。

ここで不思議に思うのは、安倍首相の最大限の圧力である。
A 安倍氏は本気で最大限の圧力を信じていたのか。
B トランプ氏のmaximum pressureに盲目的に追随していたのか。

Aであれば、交渉の論理的な行方を考えずに無知な主張を唱えていた。
Bならば、ここでも対米追随主義があらわになった。安倍氏はピエロ役を演じたのが役割であった。

4/21日経は河野外務大臣の「非核化2020年までに」「時間稼ぎは許さず」と上から目線を伝えるだけで、東アジアの新秩序への見通しは語られていない。