会社法改正と社外取締役

試案が取りまとめられ、19年度通常国会に提出される。
狙いは、会社と株主の対話を深めることであるという。

改正案では、社外取締役を義務化するかが論点になっている。
いずれにしても社外取締役が今後も増えていくのだろう。

社外取締役が増えることは、これまで以上に一般株主の目線で取締役会を運営していくことになる。取締役会の役割が一般株主寄りになることは、株主総会の役割が軽くなることを意味する。会社と株主の対話を深めるのとは逆方向である。

そのことは別として、社外取締役を増やす方向であれば、株主総会での決議事項を減らすのがバランスの取れたあり方である。