第4次安倍内閣の経済政策 生産性革命

生産性を上げて賃金を上昇すると述べているのは、生産性向上により企業が利益をあげて、それが賃上げへ波及するという、これまでどおりの好循環説。それが実現しなかったのがこの5年近い政権下の現実。賃上げすればデフレから脱却するというのは、当初はデフレから脱却すれば賃金が上がるといっていたことの裏返し。

社会実験は失敗だったので、どうして新たなスタートを切れないのか。首相のレトリックに新味は何もない。惰性が続く。
財政を楽にしたいので、デフレ脱却を錦の御旗にして長期債をゼロ金利に押さえ込むということなのか。

10/24日経、首相「生産性革命で全国津々浦々にいたるまで賃上げの勢いをさらに力強いものにしてデフレ脱却を目指す」と力説した。