国民投票でEU離脱決定

次の動きは① UK解体の方向、② 離脱交渉の行方である。
① 既にスコットランドは独立の意向を表明している。北アイルランドも追随しそう。ウェールズは離脱賛同が多数なのでUKに残る。イングランドもUKに残るが、EU参加で繁栄するロンドンが単独でEU加盟に動くかもしれない。寄り合い所帯の連合王国は不都合になれば、離散集合を繰り返す。

② だらだらと長引かせて、お互いに納得できる落とし所を探るのではないだろうか。その間に他国でもEU離脱の動きが広がれば、思わぬ展開になるかもしれない。

官邸ではリーマンクラスのショックだと評して、伊勢志摩サミットでの認識を先見性があるとするようだが、それは自画自賛が過ぎる。
世界の潮流、自己のアイデンティティーを確認したいという欲求、が日本にも及んでくるのだろうか。