祈祷師のいる日本

現代日本にも祈祷師がいるという報道に驚かされた。人の心の弱みにつけこむこの手のペテン師は、社会が発展しても無くなる事はないだろう。

医療の祈祷師がインチキであることは素人でもすぐにわかるけれど、これが難しい金融や経済の話になると、真面目な議論なのかペテン師の話なのかは分かりにくくなる。

世間ではVOODOO ECONOMICSと言うらしい。
最近の日本でも黒田日銀総裁がそんな雰囲気を漂わせている。2年で達成と言っていたのだから、ここらで区切りをつけて総括するのが良いと思うがね。
先の大戦でも、山本五十六は「それは是非やれと言われれば初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる」と語ったが、軍部は緒戦の勝利に舞い上がりずるずる長引かせて大敗してしまった。

それと同じパターンが繰り返されようとしている。危ういかな。

サンケイスポーツ
http://www.sanspo.com/geino/news/20151127/tro15112705030001-n1.html
11/27 自称祈祷師、糖尿病治療させず男児死なす 殺人容疑で逮捕

 1型糖尿病を患う宇都宮市の小学2年男児(7)へのインスリン投与を妨げ、衰弱死させたとして、栃木県警は26日、殺人の疑いで同県下野市の自称祈祷(きとう)師の会社役員、近藤弘治容疑者(60)を逮捕した。近藤容疑者は「腹の中に死に神がいる」などと男児の両親をだまし、“治療費”として200万円以上を受け取っていた。