今日は投資の日。投資家不在になりつつある日本の株式市場。

9月4週までの年間累計投資額。単位:兆円。
個人  :-2.9(売り越し)
外人  :-1.2
信託会社:+1.1(買い越し、主に年金基金
事業法人:+1.8(自社株買い)
証券会社:+1.7(裁定取引による持ち高が多いと思われる)

代表的な投資家、個人と外人が株式市場から手を引いている。買いは信託会社、事業法人、証券会社。信託会社は政治の意向が入り込んで投資スタンスは不透明である。事業法人は自社株買いが殆どで、枠を使い果たせばそこでストップしてしまう。証券会社の裁定取引残高は、相場の動き次第で何時売り勢力になるかわからない。

まともに日本株を買おうとする投資家は殆どいなくなってしまったのだ。投資家は日本経済に見切りをつけつつあるのだろうか。確かにQ2(7-9)もマイナス成長の見通しが強まってきている。今後の推移を見逃せない。