中国船の密漁、小笠原で急増

領海やEEZを侵犯しているのだから取締りを強化すべきなのだが、その動きは鈍い。
その理由として想像できるのは、
1. 尖閣が手一杯で、小笠原に力を振り向ける余裕はない。
2. 日中首脳会談実現のため、中国側を刺激したくない。

どちらにしても中国側のペースでことは進展している。
日本政府は中国政府へ抗議したり、国際的な環境破壊キャンペーンを展開できるのであるが、なぜかそのような動きは見られない。過去の問題の評価には鋭敏であるが、今の問題には鈍感ということではないよね。

中国は、安倍政権を刺激するが戦争は望んでいないと思う。あと10年もすれば、比べ物にならないくらい差が広がり、いやでも中国の主張を呑まなくてはならないと見込んでいると思う。戦わずに勝つのが中国の昔からの大戦略である。危険なのは、安倍政権が今しか中国を叩く機会はないとの焦りから小競り合いを戦争に拡大することである。
そこまで行かなくても、緊張の高まりを利用して国家主義的な社会への回帰を目指すことである。

10/23 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141023-OYT1T50008.html
狙いは中国国内でも採取が規制されている「宝石サンゴ」と呼ばれる希少なサンゴとみられ、10月には50隻近くが集結しているのが確認された。一部は日本の領海や排他的経済水域EEZ)内に侵入して操業しており、海上保安庁は取り締まりを強化している。