公的年金(GPIF)の株式売買

GPIFの買いは、信託銀行の買越しだけを見ていてはいけないというロイターの報道。EFPという手法があるので現物と先物を合算する必要があるそうだ。

8/20 ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPshiten/idJPL4N0QQ15R20140820?sp=true
ウクライナイラク情勢をめぐる緊張が高まった8月第1週(4―8日)。東証の投資部門別売買状況で信託銀行は73億円の買い越しとなった。この金額だけみれば大きな額ではないが、大阪取引所の先物と合算すると買い越し額は1434億円と膨らみ、個人に次ぐ買い手としてそれなりの存在感を示した。合算ベースの買い越しは5週ぶりだ。

年金などパッシブ運用が主体の国内機関投資家は、執行コストを削減する目的で、先物と現物を交換するEFP(Exchange For Physical)取引を多用するため、投資部門別の売買状況でも現物と先物を合算した金額を見ないと実態はつかめない。