アルジェリア人質事件

今回のアルジェリア人質事件では日本人の犠牲者が最も多かった。
武装集団の狙いは「キリスト教徒だけだ」と言っていたのに腑に落ちない。
フィリピン人も多くは日揮のスタッフであったと見られる。

たまたま武装集団の攻撃ポイントに日本人が多くいたのか、それとも宣言とは別に日本人が隠れたターゲットだったのか。
マリ北部で武装集団と戦っていたフランス人の犠牲者が１名であったのも不可解である。

政府はこれまでの主張から方向転換して、テロに対してタフな決断をすることになるのかもしれない。

１／２６日経「人質事件の犠牲者は日本が一番多い」

	-		国・地域		死者		安否未確認
１	日本	１0	-
２	フィリピン	８	１
３	英国	３	3
４	米国	３	-
５	ルーマニア	２	-
６	フランス	１	-
７	コロンビア	１	-
８	ノルウェー	２	３
９	マレーシア	-	２
-	合計	３０	９

時事ドットコム　http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013011800042

安倍首相、軍事作戦の中止要請＝アルジェリア首相と電話会談
　【バンコク時事】タイ訪問中の安倍晋三首相は１７日夜（日本時間１８日未明）、アルジェリアのセラル首相と電話会談し、邦人らの拘束事件で同国が軍事作戦を展開したことについて「人質を危険にさらす行動は厳に控えてほしい」と中止を求めた。
　また、安倍首相は「解放された人質の中に邦人はいるか」とただしたが、セラル首相は「オペレーション（作戦）の段階にあり、何とも言えない」と確認を避けた。さらに安倍首相は「日本人を含め全員無事保護してほしい」と要請。セラル首相は「最善の努力を尽くす」と答えた。（2013/01/18-02:11）

時事ドットコム　http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012100033

過激派、邦人に利用価値＝欧米標的も巻き添えの危険−アルジェリア人質事件
　【カイロ時事】北アフリカのアルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設で起きた人質事件では、プラント建設大手「日揮」の日本人が巻き込まれた。日本人はイスラム過激派の標的とはなっていない。しかし、欧米人の被害に巻き込まれる形で人質になれば、過激派にとって利用価値が大きいことを改めて印象付けた。
　中東では、トヨタ自動車などに代表される日本ブランドが各地で浸透しているほか、唯一の原爆被害を受けた国として知られ、同情や親近感を抱く人が多い。今回の事件でも、イスラム武装集団は「殺すのはキリスト教徒だけだ」と語っていたとされ、欧米人を標的に襲撃したようだ。（2013/01/21-05:17）