有権者に謝罪しない野田さん

8/30/09 鳩山代表の下、衆院選で308議席を獲得。
11/16/12 野田総理衆院解散。解散時の議席数233(過半数は240議席超)。

この3年余りで議席を75議席も減らした。


野田総理は、馬鹿正直に解散を決断したなどと自分を持ち上げるような、あるいは自虐的な言葉で取り繕うのではなく、本当に正直であるなら党にオールマイティな力を与えてくれた有権者に率直に党勢をズタズタにしたことを謝罪しなければならない。これだけでも切腹ものなのに、なぜだか党首の座に居座っている。


野田総理は解散を決意した理由として、「近いうちに」と約束したから正直者の自分はその約束を果たしたかった、決められない政治が続きそれを断ち切るためだと二つの理由を掲げた。
そうであれば、今回の選挙で訴えるポイントは正直な政治と決める政治の枠組みつくりであるはずなのに、相も変わらず従来型の政策の羅列である。


負け戦を上手に収束させるのが真の名将といわれる。
負け方次第で政権に復帰できない政党にしてしまうか、これからに期待を持たせる政党になるかの岐路になる。党への信頼を確保するためにもこれまで支持してくれた有権者に率直に謝罪するのが最初にあるべきだと思う。