6/1日経「停電回避 焦った関西」「大飯再稼動 一転容認の舞台裏

6/1日経「停電回避 焦った関西」「大飯再稼動 一転容認の舞台裏」
関西広域連合(*)の知事たちが事実上の容認にかじを切った。今夏の電力不足で計画停電が現実味を帯び、関西経済に深刻な影響を与えかねないとの懸念が広がった。
(*)地方自治法の規定に基づいて設立した「特別地方公共団体」である。構成自治体:滋賀県京都府大阪府兵庫県和歌山県徳島県鳥取県
大阪市堺市

結局この一月ほどのやり取りは、チキン・レースそのもので今後につながる議論の筋道は何も生み出されなかった。推進派も反対派もともに客観的な道理を示せず、感覚的な主張が交わされただけであった。危ないから嫌だというのと必要だからやるというのではどこまでいっても一致点は生み出せない。もう少し知恵を出せないものかと思う。選挙で選ばれたとはいえ、税金で給料をもらっている首相をはじめとする関係閣僚、知事さんたちは任務懈怠で国民に謝罪すべきであろう。

唯一、橋下大阪市長が期間限定で大飯を動かすことを提案しリスク管理的な考えを示した。なぜか政府からは一蹴されたが。

これからも原発の再開の都度に同じようなドタバタが繰り返され、時間が浪費されるのであろうか。問題は政治家が「決断」するというものではない。理論的に判断できるものであることをお忘れなく。