米朝サミット決裂 その真相

 

サミットが決裂した。直前まで友好的な雰囲気の中で、突然のキャンセルで世界は驚いた。最も面子を失ったのは、金正恩であった。

 

その真相を知るのには、会議に同席していた側近の証言を探ることである。ポンペイ国務長官は、「the North Korean dictator was "unprepared" to meet US demands.」と説明した。米の要求が何時求められたかである。直前までの友好的雰囲気に照らすと、会議の最終場面で、米が核の全面放棄を求め、北はそれに応じる準備がなかったのではないか。

不動産屋的な交渉術である。買う、買うと思わせて、調印直前にあと1割値引きせよと要求するようなものである。

 

崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は「金委員長が今後の交渉への意欲をなくしたのではないかと感じた」と述べたのは、さもありなんかである。

 

2019年3月1日 11時45分 テレ朝news

北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は「金委員長が今後の交渉への意欲をなくしたのではないかと感じた」と述べ、アメリカの対応を批判しました。

2/28CNN

Secretary of State Mike Pompeo talks about the meeting between President Donald Trump and North Korean leader Kim Jong Un and says the North Korean dictator was "unprepared" to meet US demands.