アベノミクスの綻び
3/7日経は日本企業のつまずきが鮮明になったことを伝える。
1. みずほ 6,800億円損失計上。次期勘定系システム開発費の減損処理が4,600億円(なぜ減損が必要なのか、わからない)。店舗統合による減損処理が400億円。外債投資に係わるデリバティブの損失処理が1,800億円。
2. ルネッサンス工場2ヶ月停止。国内の9工場のうち6工場の操業を4月末から9月にかけて2ヶ月の停止。中国での需要変調による在庫の詰みあがりの調整のため。
共にアベノミクスが破綻しつつあることを示す。
1.金融緩和によって金融機関へ過度の負荷がのしかかっていることを示す。
2.輸出に頼りきって、内需をおろそかにしてきた咎めが出てきた。内需がもう少ししっかりしていれば、中国がおかしくなってきても、持ちこらえられたであろう。
得意技の統計操作が衆人環視の下で封じられ、ありのままの数字を公表するしかなくなった。