トランプ大統領の関税の効果

トランプ大統領は鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す方針を表明した。
トランプ政権は、減税や財政支出拡大など需要サイドの拡大に向かっていたが、今回初めて供給側を絞ることになった。政策の組み合わせとしては、チグハグしている。

アメリカ全体で見ると、FRBは金融引き締めに向けて動いている。財政拡大を関税と金融引き締めで中和しようとしているように見える。

アクセルとブレーキを同時に踏む政策運営は、摩擦熱が生じてどこかで軋みが出てくるのではないだろうか。これからを注視したい。