安倍首相の経済再生を最優先というキャッチフレーズは論点外し

日経は8/3-4に世論調査を実施し、内閣支持率は42%(+3%)、不支持率は49%(-3%)であった。
安倍首相は今回の内閣改造で「最優先は経済再生だ」と誓った。本当に経済再生が最優先の課題なのか。

経世論調査では、首相を支持しない理由を(1)人柄が信頼できない(48%)、(2)政府や党の運営の仕方が悪い(35%)、(3)自民党中心の内閣だから(32%)としている。

世論調査の結果によれば、民意は安倍首相に対して信頼できる人柄や政府と党の運営を良くすることを期待している。それには背を向け経済再生が最優先とは論点外しでしかない。

8/3産経 冒頭に「おわび」 加計問題などで「不信招いた」と深く頭下げる
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030069-n1.html
安倍晋三首相は3日夕、第3次安倍第3次改造内閣の発足に伴う記者会見を首相官邸で行った。首相は冒頭、学校法人「加計学園」の獣医医学部新設計画をめぐる問題などを挙げ「国民の皆さまから大きな不信を招く結果となり、改めて深く反省し、おわび申し上げる」と述べ、5秒以上にわたり深く頭を下げた。

安倍首相のしぐさは不祥事を起こした企業のトップのそれと同じである。それならば民間企業にならって第三者調査委員会を立ち上げて国民が不審を抱いている問題の究明を行なえばよい。そうすれば支持率は確実に上がる。これこそが「政治生命をかけた冒険」ではないか。