菅首相に捧げる歌一首

百人一首43 権中納言藤原敦忠(あつただ)906-943 藤原時平の三男 38才で薨じる

あひみての 後のこころにくらぶれば 昔は物を思はざりけり

歌意:貴女に出会ったその後の切ない気持ちに比べれば、その前は何も思わなかったものだ

政治的含意:貴男を任命してしまって、こんなに大変になってしまうとは。任命する前にもっと慎重に考えを巡らせるべきであった。

コメント:藤原時平は政敵・菅原道真大宰府に左遷した。その怨霊によって時平は落雷によって死亡したが、その三男・敦忠も怨霊により若死したといわれている。政権交代をした鳩山首相が時平、その後を襲った菅首相が敦忠という構図になるのかな。