東電の人事 広瀬直巳社長の肩書きの異様さ

広瀬代表執行役社長は来る株主総会で社長を退任し、執行役副会長福島事故担当に転じると報じられている。

執行役副会長には違和感がある。副会長は会長を補佐する役割で、会長に事故があった場合にはその代行を行なう地位である。その意味で、副会長は取締役であるのが本来である。
その経緯を4/1日経が一面で報じている。「川村・東電 内なる敵」「新体制、甘い社風とどう対峙」である。
執行役副会長とは、東電「守旧派」と川村新会長をバックアップする経産省などとの妥協の産物として新設されたポストとのことである。「守旧派」の一方的なラベル貼りは日経の経産省べったりの姿勢である。