東芝機械に村上ファンド(シティインデックスイレブン、CIE)が敵対的TOB
1/21日経夕刊「株式44%取得狙う」
CIEの持ち株比率は、13%。
日経によれば、1月に「東芝機械によるニューフレアーテクノロジー(NFT)の売却方法を巡り、意見が衝突」した。これは、HOYAが東芝のTOB提示価格の11,900円を1,000円上回る価格を提案していたことによるものとみられる。CIEはHOYAの提案に賛同すべしと主張したとみられる。それにより、売却価額は18億円ほど増える。
ここでの問題は、東芝機械が1,000円安く売ったことを正当化できるかである。東芝機械は、HOYAのニューフレアテクノロジーに対するTOBが成立しないので、東芝の買収に応じるのが最良の対応であると主張している(1/15適時開示)。
この釈明が通用するかである。
東芝機械は特別利益約100億円を計上 応募する株式数は180万8900株(15.8パーセント)となり、14.27%としていた東芝TOBの下限を上回る。東芝機械は、ニューフレア株を52.4%保有する東芝が昨年12月にHOYAのTOBに応募しないと決議したことから、HOYAのTOB成立見込みがなくなったと判断した。
東芝の買い付け価格は1万1900円。TOB後の手続きで完全子会社化する計画。HOYAは東芝のTOBが成立しないことを条件に、4月から1万2900円で66.67%を下限にTOBを開始する計画だった。 |
応募する株式数は180万8900株(15.8パーセント)となり、14.27%としていた東芝TOBの下限を上回る。東芝機械は、ニューフレア株を52.4%保有する東芝が昨年12月にHOYAのTOBに応募しないと決議したことから、HOYAのTOB成立見込みがなくなったと判断した。
東芝の買い付け価格は1万1900円。TOB後の手続きで完全子会社化する計画。HOYAは東芝のTOBが成立しないことを条件に、4月から1万2900円で66.67%を下限にTOBを開始する計画だった。