将棋を世界的ゲームに広げる、ネックは漢字

囲碁は世界的に普及した国際ゲームになった。将棋は相変わらず、日本国内だけのローカルゲームにとどまる。ゲームとしては、国内では将棋人口が囲碁人口の倍あるので、将棋のほうがゲームとして面白いのだろう。日本人だけが偏った好みを持っているのではないだろう。将棋を世界に広めない手はない。

将棋が世界に普及しないのは、漢字の表記である。囲碁は黒と白で分かりやすい。チェスは、コマの形が違うので言葉の壁を乗り越えた。トランプは模様で誰にでも分かる。

将棋の駒の表記をアルファベットで示したら漢字を知らない人達にも普及するのではないだろうか。王はK(king), 飛車はFV(flying vehicle), 龍はD(dragon)、角はB(bishop)、馬はH(horse) という風に。

アフリカの子供たちはプラスチックのコマで楽しみ、中国の大富豪は純金製のコマに御満悦になる。アルファ将棋とポナンザの対決が実現するかと思うとワクワクしてくる。

朝日新聞 2011年9月13日
http://www.asahi.com/igo/topics/TKY201109130339.html
囲碁人口610万人、将棋1200万人 レジャー白書
2011年版「レジャー白書」によると、昨年の囲碁人口は610万人、将棋人口は1200万人だった。ともに09年の結果とはほぼ横ばいだが、08年は囲碁250万人、将棋690万人だった。大きく膨れあがったのは、調査方法を切り替えたのが理由だ。